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行動援護従業者養成研修

都道府県知事が認定する公的資格

行動援護従業者は、知的障害や精神障害を持つために、行動する上で顕著な問題を有する障がい者で常に介護が必要な場合、障がい者の外出時の行動の際の危険を避けるための手伝いを行う人の資格です。
知的・精神的な障がい者に対する社会な認識は進んでおらず、加えて障害のレベルが重いほど高い介護スキルが求められることも重なり、従事者不足が続く状態です。

行動援護従業者養成

従来は、居宅介護従業者養成研修を修了し、かつ2年以上の実務経験を有していれば有資格者として認められていました。
しかし、制度の見直しにより2018年4月以降は、別途、この研修を修了し、知的障害児者あるいは精神障がい者に対し直接支援する業務1年以上の実務が要件に改定されました。

この変更により、現有の資格で活躍中の方で、これからもこの仕事に携わっていく希望がある場合は、早めに新しい養成研修を受ける事が望まれます。

知的・精神障害の方の外出時は様々なトラブルの可能性

知的・精神障害を持つ方は初めての場所では突然不安感に襲われ気持ちが不安定化し、パニック状態となって不適切な行動を起こすことがあります。
そうならないよう、予め目的地や道順などをよく説明し、適切に行動できるように理解してもらう必要があります。

視覚、聴覚等がパニックの原因となりそうな場合には、本人に見えないよう工夫する等、原因と問題行動の関係を分析・熟知して予防措置も必要です。

実際に何らかの問題行動を引き起こしてしまった際に、障がい者本人や周りの人の安全を確保しながら問題行動を適切に収める必要が生じます。

リスクを十分把握できずに、突発的に車道に飛び出す等の不適切行動を未然に防ぐ必要もあります。

本人の強い思い込みや特定の自動車・異性等に強いこだわりを示して、突然動けなくなる等、極端な行動を起こした場合に対応する必要もあります。

便意の認識が出来ない障がい者に対しては、時間を管理して適切に介助したりや排便後の後始末等にも対応します。

資格を取得するには

行動援護従業者の資格を取得するには、各都道府県知事が指定するスクールで所定のカリキュラムの研修を修了しなくてはいけません。

この研修では、行動障害に関連した科目に加え援護の仕組みや制度の理解をメインに知識や支援するための介護技術を学習します。
授業は講義形式のみでは無く、実技・演習による科目もあります。
研修期間は3~4日程度で、受講に当たり資格や経験は不必要で、誰でも受けることが可能です。
全てのカリキュラムが終了すれば、修了後に修了証明書がもらえ資格が取得できます。

受講費用はスクールや地域によって異なりますが、3~4.5万円が相場です。