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難病患者等ホームヘルパー

難病患者ホームヘルパー

公的機関の難病情報センターが運営主体となり行う事業

このヘルパーを育てる研修は厚生労働省が所管する公的機関の難病情報センターが運営主体となって行うものです。

特定疾患、特に神経難病など重くて完治困難な難治性の疾患の場合、治療で症状の改善を目指すのは現時点では困難な状況です。
このようなケースでは、元になっている病気の治療よりも生活の質の向上が優先事項であると考えられています。

元になっている病気の進行に伴なって身体機能が落ちてきても、暮らしの向上により、患者自身の価値観・人生観を維持向上させようという考えです。
そのような考え方に基づいて、当該事業は開始されたのです。

難病患者のQOL向上を向上させることの意義

例えばALSをはじめ難病については、患者の病気を診断し患者への告知が行われる時点から緩和ケアが始まります。
「緩和ケア」は、日本では、あまりなじみの無い言葉ですが、根本的な治療法の無い疾患の患者に対して、機能的面での支援と心理面での支援の双方を互いに両立させて出来る限りの生活の質が向上するよう支援します。

機能面のサポートとは、例えばALSの患者の場合、進行するとコミュニケーションが取れなくなります。
そこで透明文字盤など、発声に代替してコミュニケーションの取れる適切なツールなどを選ぶ知識も必要になります。

難病患者等ホームヘルパーの業務

難病患者等ホームヘルパーは、難病患者の暮らしの質を高めるために、病気の治療生活を支援し自立して社会に参加できるように支援します。
難病患者は患う病気の種類も状態も様々で、それぞれの患者が求める多様なニーズに対応し、的確なホームヘルプサービスで支援することが出来る様に必要な知識やスキルを持ったホームヘルパーです。

難病患者等ホームヘルパーは、パーキンソン病やクローン病など難病や特定疾患を患い、日々の暮らしにおいて手伝いが必要な患者の在宅介護を行います。
患者の疾患の特徴や気を配る点を十分踏まえ、日々安全に暮らせるように適切にサポートする他、患者の自立や社会活動に参加できるようにサポートします。
難病患者のサポートには、医療や看護との連携も必要で、専門的な知識とスキルを身に付ける必要があります。

この養成講座では、難病基礎知識のみならず、治療法の見つかっていない難病患者の気持ちに寄り添えるよう、心理学的援助法のスキルをも修得します。

資格の取得方法

各地方自治体が指定しているスクールで、研修の全ての課程の履修が終われば、修了証明書がもらえ、資格取得のための試験はありません。
ただし受講資格が設けられており、基礎課程Ⅰでは、ホームヘルパー2級、初任者研修修了か履修中であることが求められます。
基礎課程Ⅱでも同様に一定の資格を受講済あるいは履修中、または、介護福祉士の資格を持つことのいずれかが求められます。

取得のための所要の時間数は養成校によっても異なりますが、いずれも1日(5~8時間)の講義を受ければ修了できます。

受講費用は学校によって異なり、各課程それぞれ1万円~程度が相場です。